投稿日:2008年8月26日|カテゴリ:院長ブログ
(読売新聞より)

 胎児に障害を引き起こした催眠鎮静剤サリドマイドについて、厚生労働省は血液のがん(多発性骨髄腫)の治療薬として承認することを視野に、前提となる「薬害の再発防止」を徹底させる検討会議を26日に始める。

 議論がまとまり次第、最終的な承認手続きに入る方針で、年内にも国内販売が再開される可能性が出てきた。

 サリドマイドの有効性と安全性については、約2年の審議を経て27日の厚労省部会が結論を下す見通し。検討会は、被害者・患者双方が参加。被害者団体は誤った服用の防止など安全管理を強く求めており、製薬企業が作った対策原案などを議論する。

 原案によると、〈1〉処方できる医師や薬剤師、患者を登録制にする〈2〉順守状況を確認する第三者機関を設置する--など厳しく流通や処方を管理。厚労省は部会と検討会の結論を踏まえて承認の可否を決める方針。

 サリドマイドは海外で多発性骨髄腫への有効性が認められ、米豪など17か国で承認済み。国内では1万3000~1万4000人いる患者の一部が、医師の個人輸入で服用しているが、処方する医師が限られるため、患者団体が早期承認を求めていた。

 サリドマイドは睡眠薬として服用した母親が産んだ子供に四肢や耳の障害が相次ぎ、1962年に販売中止になるなど大きな社会問題となった。






 サリドマイドといえば、ワタクシが小学生くらいの時に、「典子は今」という、「サリドマイド禍」の障害児として生活している方のドキュメンタリー映画を何度も何度も見せられたことを思い出します! 今思えば、あの時、サリドマイドという薬に対する議論などはなく、障害児が懸命に生きている感動の映画として捉えておりました。 
  サリドマイドがなぜ骨髄腫に効果があるのかはまだわかっていませんが、サリドマイドの有効性は既に証明されています。 奏効率はサリドマイドだけで 33~40%、 サリドマイドとステロイドホルモン薬 デキサメサゾンを併用した場合 50% 程度。 寛解導入療法としての有用性も検討されていますが、まだ確立されていません。  実際、薬害に苦しんだ方や、その親族、関係者にとっては心穏やかではいられないでしょうが、骨髄腫という難病で苦しんでいる方にとっては藁をもすがる気持ちなのです! 2年の調査結果が意味あるものであってほしいと願うばかりです。ノーノー




 日本骨髄腫患者の会
http://www.myeloma.gr.jp/

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