院長ブログ
人工孵化ウナギから子・孫も、世界初「完全養殖」
(読売新聞より)
ウナギを親まで成長させて、子世代、孫世代の稚魚を誕生させる「完全養殖」に世界で初めて成功したと独立行政法人・水産総合研究センターが8日発表した。
これまでウナギの養殖は、天然の稚魚を捕獲して育てる方法しかなかったが、今回、完全養殖に成功したことで、かば焼きなどに用いられるウナギの安定供給に道を開くと期待される。
同センターによると、天然の稚魚を育てた成魚の精液と卵をもとに人工授精させて誕生した子世代の稚魚は、成魚まで成長せず精子と卵を取り出すことが難しかった。
今回、研究チームは、稚魚の成長を促すよう、サメの卵を使った特殊な餌などを開発。この餌を使って2~5年かけて成育させた後、ホルモン注射を行うと、オスとメスが精液と卵を作るまで成熟することを突き止めた。
先月26日、子世代のウナギの精液と卵を使って人工授精。できた受精卵25万個は高率で孵化(ふか)し、4月1日現在10万匹の稚魚が生存しているという。
これまでの養殖は、日本沿岸で採取した稚魚を養殖業者が育てていたが、環境変化の影響などで捕獲量が激減。価格の高騰と共に、養殖業の継続が危ぶまれていた。水産総合研究センターの井上潔理事は「天然資源に依存しないウナギの養殖の道が開かれた。天然ウナギの保護に役立つ大きな前進だ」と話している。
小生も、養殖?を夢見て、せっせと熱帯魚屋さんで冷凍赤虫を買い求め、給餌しながら、体長5~6センチだった稚魚を30センチくらいまで育てましたが、、、諸事情もあり、息子が中学で生物部に所属していることもあって、今後の飼育はそちらに任せることにしました。
こういう話題は、子どもの頃から大好きで、未だに情報収集してしまいます。
累代飼育を重ねている、西宮産カブトムシの幼虫も、すくすくと育っております。