院長ブログ
【新型インフル】発症前、微量で簡単ウイルス検出 鹿児島大など
(産経ニュースより)
新型インフルエンザの感染初期に、唾液に含まれる微量のウイルスを検出する方法を鹿児島大の隅田泰生教授(生物化学)らのグループが開発、兵庫医大(兵庫県西宮市)で検査機器の試験運用を進めている。簡易検査キットと遺伝子検査の組み合わせによる確定診断方法に比べ、100分の1から千分の1のウイルス量で検出可能といい「発症前でも感染が確認でき、早期治療で重症化を防ぐ効果が期待できる」としている。
隅田教授によると、ウイルスがヒトの細胞の表面を覆う糖鎖にくっついて感染することに着目。患者の唾液に含まれるウイルスに、人工的に作った糖鎖をつけた微小な粒子を付着させ濃縮、検出する方法を開発した。新型インフルエンザの感染は通常、高熱などの症状が出た後、簡易検査キットで診断されるが、一定量以上のウイルスがないと結果が「陰性」となるケースがある。
今回の方法はこうした“見逃し”がほとんどないと想定されており、データを積み重ね、早ければ今春の実用化を目指している。
新型インフルエンザの簡易検査キットでは30~40%近くが陰性に出てしまう、、、つまり見逃されるというのが現状です。 このために、治療が遅れたり、不要な治療を受けてしまったり、感染が拡大してしまったり、、、
精度の高い、簡易な検出キットが望まれます。
今週、修学旅行が予定なのに、インフル陽性の結果が出てしまった方もおられました。 どれほど、楽しみにされていたかと思うと、こちらも非常に辛いです。 とにかく早く完治されることを祈ります。