呼吸器科について

呼吸器疾患(喘息、慢性気管支炎、COPD、肺炎等)、自然気胸、睡眠時無呼吸症候群、在宅酸素療法導入などに対応しています。

寝ているはずなのに疲れの取れない方、長引く咳や息苦しさなどお悩みの症状のある方はお気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)という病気があることは、
2003年の山陽新幹線の事件でご存知の方が多いと思います。
では、いったいどのような病気かご存知でしょうか?
「昼間とても眠くなる」「大いびきをかく」「眠っている間に呼吸が止まる」などの特徴は聞いた事があると思います。
でも、この病気の怖さはもっと別のところにあるのです。
夜の無呼吸状態が体に悪影響を与え、じわじわと体を蝕み、生活習慣病を引き起こすのです。これが病気の怖さの本質です。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まったり(無呼吸)、喉の空気の流れが弱くなった状態(低呼吸)が1時間に何回も起こる状態です。
一般的に1時間にこの状態(10秒以上の無呼吸もしくは低呼吸)が5回以上ある場合を睡眠時無呼吸症候群と定義します。
この1時間あたりの回数を無呼吸低呼吸指数(AHI:Apnea Hypopnea Index)といい、重症度を決めるときに使用します。
5~15回を軽症、15~30回を中等症、30回以上を重症と医学的に分類されます。
有病率は人口の1から2%で、高血圧、脳血管障害、冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)の合併症のリスクが高いとされています。

また、日中の眠気のために仕事に支障をきたしたり、居眠り運転での交通事故の発生率が高くなるなど社会生活に重大な影響をおよぼします。

CPAP治療

当院では携帯型の睡眠ポリグラフを貸し出し、自宅にて検査を行っていただき、睡眠中の呼吸運動、酸素飽和度、心拍数、いびきを記録し、
重症度を判定しています。検査にて上気道(咽頭部)の閉塞による閉塞型睡眠時無呼吸症候群のかたで一定の基準を満たした方には、
CPAP(continuous positive airway pressure、持続的陽圧呼吸療法)の治療を行っています。

睡眠時無呼吸症候群

COPDについて

COPDは、「慢性閉塞性肺疾患」と呼ばれ、慢性気管支炎と肺気腫を総称した病名です。また別名「タバコ病」とも呼ばれ、喫煙者の多い日本では、40歳以上の8.5%、約530万人の患者がいると推測されていますが、治療を受けているのはそのうちの5%未満です。COPDの患者は年々増加しており、2000年には死因の第10位になりました。

症状は、咳や痰、息切れなどのありふれた現象から始まりますが、放置すると時間とともに日常生活に支障をきたすほどの呼吸困難に陥り、最終的には死亡します。

診断は、肺機能検査をして1秒間で吐き出せる息の最大量を調べたり、胸部レントゲンで肺の壊れた程度を診ることにより行います。

よしおか内科クリニックでは、まず禁煙指導を行うとともに、症状に合わせて薬物療法、呼吸リハビリテーション、在宅酸素療法などの指導・管理を行って治療に当たります。

在宅酸素療法導入

1985年に肺気腫、肺結核後遺症、特発性間質性肺炎(肺線維症)などによる慢性呼吸不全の患者さんに対して、健康保険で在宅酸素療法(HOT)ができるようになりました。

それまでは、体に必要な酸素を十分に取り込めない慢性呼吸不全の患者さんは、酸素を吸入する目的だけのために長期の入院を強いられていました。HOTのおかげで、多くの患者さんが自宅へ開放され、生きがいのある生活が可能になりました。

酸素吸入により、心臓にかかる負担が軽減され、運動能力が改善し、生命予後が延長しています。現在では約12万人がこの医療を受けておられます。

酸素供給源は、酸素濃縮装置(90%以上の酸素濃度が得られる吸着型が主流、膜型は40%の酸素濃度)、液化酸素、酸素ボンベがあり、外出用に携帯型酸素ボンベがあります。
酸素ガスを患者さんに供給する為の器具は、鼻孔に固定する鼻カニューラです。簡単かつ衛生的で、会話や食事も容易なので、最も一般的に用いられます。

在宅酸素療法