投稿日:2008年9月23日|カテゴリ:院長ブログ
(毎日新聞より)

 毛髪の太さの1万分の1という極小の炭素集合体「カーボンナノホーン」にがんの光線力学療法の治療薬を詰め、患部に注射して治療を施すことでマウスの腫瘍をほぼ消滅させることに、産業技術総合研究所と藤田保健衛生大などが成功した。「容器」のナノホーン自体がレーザーを吸収して高温になり、がん細胞を殺し光線力学療法との相乗効果を高めたという。新薬として開発を目指す。米科学アカデミー紀要電子版で23日発表した。

 光線力学療法は、光を受けると活性酸素を出す物質を患部に集め、レーザー光を照射し活性酸素でがん細胞を死滅させる治療。研究チームは、太さ2~5ナノメートル(ナノは10億分の1)、長さ40~50ナノメートルの角笛形をしたナノホーンの中に光感受性物質「亜鉛フタロシアニン」を入れた。マウスの腫瘍に注射し、毎日15分間ずつレーザー光を照射したところ、10日後に腫瘍が消えたという。

 黒色のナノホーンは、光を吸収しやすいため周囲の温度が約40度に高まり、がん細胞を死滅させる「温熱療法」の効果を発揮する。それぞれ単独で注射した場合は、消滅には至らなかった。

 産総研の湯田坂 雅子・研究チーム長(物理化学)は「ナノホーンは体内に長くとどまる性質があるため、長期毒性の有無を調べたり、治療後に体外へ排出する工夫が今後の課題だ」と話している。





 再生医療とは対極にあるがん治療ですが、こちらも副作用の少ない画期的な治療を開発することが急務です! 最後にも書いてありましたが、カーボンナノの長期体内残存による、発がん性の有無が問題で、排出出来るのかがカギでしょう! まだまだ、開発に時間はかかりそうですが、注目すべき話題ではありますね~ノーノー

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