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院長ブログ

オレンジ、リンゴ果汁も薬剤の効果に影響

院長ブログ

 
 (HealthDay News より)

グレープフルーツ果汁が薬剤の作用に影響を及ぼすことは以前から知られているが、オレンジ、リンゴなどの果汁も薬剤の吸収を妨げる作用をもつ可能性のあることがカナダの研究で明らかにされ、米フィラデルフィアで開催された米国化学学会(ACS)で発表された。

 ウェスタンオンタリオ大学(オンタリオ州ロンドン)教授のDavid Bailey氏らは約20年前に、グレープフルーツ果汁が高血圧治療に用いられるCa(カルシウム)拮抗薬フェロジピン(商品名:スプレンジール)の血中濃度を増大させることを初めて報告した。その後、ほかの研究グループにより、グレープフルーツ果汁との相互作用を示す薬剤が次々と明らかにされており、米国家庭医学会(AAFP)によると、医師らは以前から、高コレステロール、高血圧、心拍異常などのための特定の薬剤を使用する人にはグレープフルーツ果汁の摂取を避けるよう警告しているという。

 今回の研究では、グレープフルーツのほか、オレンジやリンゴの果汁が一部の薬剤の吸収率を「低下させる」可能性のあることが判明した。抗癌(がん)薬エトポシド(ベプシドほか)、高血圧治療および心疾患予防に用いられるアテノロール(テノーミン)およびtalinolol(Cordanum)などの一部のβ(べータ)遮断薬、臓器移植の拒否反応の抑制に用いるシクロスポリン(サンディミュンほか)や、シプロフロキサシン(シプロキサシンほか)、レボフロキサシン(クラビット)、イトラコナゾール(イトリゾールほか)など一部の抗生物質がこれにあたる。Bailey氏はさらに、抗アレルギー薬フェキソフェナジン(アレグラ)をグレープフルーツ果汁とともに摂取すると、水とともに摂取した場合に比べて薬剤の吸収量が半分になることを突き止めた。

 いずれのケースも、果汁に含まれる物質が薬剤の吸収に影響を及ぼしていた。薬剤を取り込む輸送体の作用を妨げて吸収率を低下させる物質もあれば、薬剤代謝酵素が薬剤を正常に分解するのを妨げる物質もあるという。「影響を受ける薬剤がすべてわかっているわけではない」とBailey氏は述べている。

 ある専門家は、この研究が裏付けられれば、グレープフルーツ以外の果汁についても注意を促していく必要があると述べ、「薬剤は水で飲むのが最も安全だ」としている。Bailey氏によると、水は一口で止めずにコップ1杯分を飲む方が、錠剤が溶けやすくてよいという。また、冷たい水の方が早く胃を通過し、薬剤が小腸から血液中に早く送られるため、温水よりも冷水で飲むことを勧めている。

 初心に帰って、薬はお水でということですね!ニコニコ
最後の冷水でという説明は当方もしてこなかったので、加えていきたいと思いました。 薬の相互反応は、吸収を阻害する場合もあれば、代謝が遅れて、いつまでも効きすぎるという反応もあり、一般にグレープフルーツの作用は後者です。ノーノー たくさんの薬を必要としない普段からの体づくりが最も大事なのですが、、、薬が実際必要である方が、出来るだけ減らそうと症状を我慢することはデメリットも多いことを理解しなければなりません。ノーノー

 

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