投稿日:2008年8月29日|カテゴリ:院長ブログ

(時事通信社より)

 エイズウイルス(HIV)に感染した患者の精液からウイルスを除去し、これまで難しかった人工授精に必要な量を確保する装置を、新潟大学などが開発したことが28日、分かった。

 開発したのは、同大医歯学総合病院産婦人科の八幡哲郎医師らの研究チームと、医療関連メーカー「旭化成クラレメディカル」(東京)。

 直径0.3マイクロメートルの穴を無数に開けた中空糸を注射器に入れ、患者の精液から水分を抜くと、直径0.1マイクロメートルのウイルスだけが糸を通り、直径3マイクロメートルの精子と分離できる仕組み。

 これまで、遠心分離機などによる分離法はあったが、分離できる精子は300万個以下と少なく、人工授精に必要とされる1000万個に満たなかった。この装置では約2、3000万個の精子を回収できるため、人工授精にも道が開けるという。 






 確かに、技術はすごいし、道は開けたかもしれませんが、、、今も増え続けているHIV感染に、この技術が一般化出来たとして、そのお産のリスクをしょい込む産科医は、現実減ってしまっているのです。 こんなリスキーなお産を買って出る産科医を確保することが、可能なのか、、、そちらの方が問題です。

 卵子そのものはHIV感染しませんから、HIV男性からの精液をこの処理で人工授精すれば、理屈としてはリスクを回避できますし、すでに母親がHIV陽性だとしても抗HIV薬、帝王切開、断乳などの策を講じ、母子感染をほとんど回避することが可能になるわけです。

増え続けるHIV感染の歯止めになるのかと言えば、これも厳しいのでしょうね~ムニョムニョ

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