投稿日:2008年8月20日|カテゴリ:院長ブログ
 ( 読売新聞より)

 性別によって大きさの異なる脳内の新しい神経核を京都府立医大の大学院生、森浩子さん(26)(博士課程、解剖学専攻)がラットで発見し、米国科学アカデミー紀要電子版に発表した。構造に性差のある神経核の発見は30年ぶり。性に特有の行動や機能にかかわっている可能性が高いという。

 新しい神経核は、本能などの中枢にあたる視床下部という領域にあり、「矢状核」と名づけられた。オスではメスに比べ、1・7倍も大きく、神経細胞の数も約1・3倍あるのが特徴。女性ホルモンの受容体を持ち、成熟したメスでは月経周期に伴って受容体が増減していた。また、メスのラットでも、新生児期に男性ホルモンを投与すると、オス型の矢状核になった。

 人間の場合も、性別の自意識や性的指向は、胎児期に形成される脳の性差で決まるとされている。

 森さんはもともと京都市立芸術大で日本画を学び、修士号まで取った異色の研究者。現在の指導教官の河田光博教授による美術解剖学の講義を聞き、医学への興味を刺激されて2006年に府立医大へ移った。「体の構造でまだ見つかっていないものがあるなんて驚きました」と話している。






 非常に興味深い発見ですが、こんなに若い、しかも芸術肌の異色な研究者によって、医学の進歩がなされたことに驚きですね!ラッキー

 

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