投稿日:2008年8月20日|カテゴリ:院長ブログ
(毎日新聞より)

 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準が国際的に統一され、腹囲が診断の必須条件から外れることが分かった。年内にも暫定基準が公表され、今後、世界のメタボ診断や治療・研究は、統一基準に基づいて行われる。一方、日本が今年度から始めた特定健診・保健指導(メタボ健診)では、腹囲測定が必須でシンボル的存在。今回の統一は、国際的に日本の特異さを際立たせることになる。

 世界には複数のメタボ診断基準があり、混乱が生じている。このため、約150カ国の専門家が参加する国際糖尿病連合(IDF)と、米国コレステロール教育プログラム(NCEP)が中心となって、診断基準の統一を呼び掛け、今年2月から協議を進めた。

 IDF基準は、腹囲が基準値以上で、中性脂肪など血液検査の結果の4項目のうち2項目に異常があればメタボと診断する。腹囲は人種別に定めている。一方、NCEPと米心臓協会・米国心肺血液研究所は、腹囲など5項目のうち3項目に異常があればメタボとする。腹囲は必須条件ではなく、基準値は1種類しかない。日本はIDFと同じ考え方に基づく。

 統一基準はNCEPを基本とし、腹囲は必須条件から外れるが、人種別に定める。NCEP基準は肥満でなくても他の項目に異常があればメタボと診断される。日本では、肥満ではない生活習慣病患者も多く、腹囲を必須にした場合、「見落とし」を懸念する声が出ていた。

 米国心肺血液研究所のジェームズ・クリーマン博士によると、同研究所などが今後、暫定基準に合致する人とそうでない人を対象に、心血管疾患発症や死亡率の違いを分析し、診断基準としての科学的妥当性を検討する。

 日本基準の腹囲については、これまでも科学的根拠に疑問が出されている。基準策定で中心になった日本肥満学会理事長で松澤佑次・住友病院長は「日本の基準は、内臓脂肪がメタボの原因にあるとの考え方から、腹囲によって対象者をNCEPよりも絞り込んでいる。効率的な対策を実施するという意味では日本基準は正しく、変える必要はない」と話している。








 もともと無理のある基準設定をしていたのは周知の通りですから、今更何ですが、、、ただ、洗脳ともいえるほど、日本人の頭の中にメタボに対する思考が刷り込まれたということは、評価せざるをえませんね!

 医療者が、口を酸っぱくして言ったところで、のれんに腕押し状態だったものが、日本中、メタボ論議が吹き荒れたわけですから。しかも小児のメタボまで議論されるほどです。

多少過剰ともいえるほどマスコミが関与したおかげで、健康に対する認知度が高まったと言えるでしょう。

 花火のように消えてしまわぬことを祈ります。たらーっ

4 Responses to “<メタボ>腹囲が必須条件から外れる 診断基準を国際統一”

  1. せおいなげ より:

     今日もちくっとありがとうございました。

     腰の痛みはずいぶん改善され、可動範囲はずいぶんひろがりました。若干の痛みはあるものの、あとは自分のケアにかかっているとおもっています。あとは、肩の筋肉のかたまりをほぐしてくださいね。ちくっと。

     さて、メタボメタボと世間は騒ぎ、国策としてこのメタボを撲滅しようと法律までつくってしまって・・・やれやれ
    先生のおっしゃる通り、話題になり意識をするようになったのはよいけれど、結局、環境問題と同じで、メタボ何とかという健康食品を売る良い機会を与えたにすぎない結果ではさびしいですね。うちあがった花火は、やはり消えてゆくのではと心配します。

     日本の国策・あるいは政策は、各部局で、個々でみてみると大変良い内容で、きちっと運用されればかなり有効に効果があると思います。しかしながら、マクロ視点で見渡してみますと、どこかで整合性が疑われるものも見受けられます。そのひずみが、今回のようなスタンダードの変更をよぎなくされたのかもしれませんね。縦割り社会の典型で、必要なのは部局を超えたグランドプランが必要だと感じています。

     やはり、メタボは健診を強化するよりも、食育教育やスポーツ振興に力を注いだほうがよいのかも・・・・

     ところで、先生、ハイキックの打点が年々低くなってきてますが、またあたりの筋肉を例の如くほぐすと戻りますか?
    たとえば、腸腰筋だとか・・・でも、ここに注射はいやだな。確か届かないと言われたような・・・

     ではでは

  2. yoshioka より:

    せおいなげさん>

     日本の国策、、、まさに縦割り行政が災いしていることは一目瞭然ですよね! ただ、メタボは世界レベルで動いている課題で、日本は少しひねりを加えてみたのが、見事に非難を浴びる結果になったわけですが、、、打ち上げ花火で終わらせないようにすることは、僕ら一人一人の医療人の責任でもあると心得ております!

     ところで、ハイキックの打点、、、腸腰筋の筋力アップ、ストレッチはもちろんですが、やはり、ハムストリングス(大腿裏側の筋肉群)の柔軟性がおちているのでしょうね~
    これも、まだまだ鍛えれるはずです! せおいなげさんの筋肉の質は非常に良好ですから、まだまだいけるはずです!
    内側広筋のストレッチがキモかもしれませんね~
     運動後のケアをおろそかにしなければ、、、まだまだ闘えますよ~~~

  3. せおいなげ より:

     yoshioka先生ありがとうございます。先生の治療によって体(筋肉)の維持の理論が少しわかりました。

     内側広筋のストレッチって・・・・・かなりつらい(笑)ほったらかしのツケですね。ほかの筋肉がつってきますわ。(笑)・・・・きりがないなあ=ストレッチ。

  4. yoshioka より:

    せおいなげさん>

     筋・筋膜疼痛症候群についての理解が深まれば、治療の効果も引きあがるものと思われます! 実際に、日ごとに硬結が少なく、小さくなってきておりますしね! 

     左右のスウィッチ背負いに磨きがかかる日もちかいですね~

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