投稿日:2008年7月3日|カテゴリ:院長ブログ
  ( 読売新聞より)

 発熱や目の痛みなどを引き起こす咽頭(いんとう)結膜熱(プール熱)について、幼児を中心に流行の兆しを見せていることが、国立感染症研究所感染症情報センターの調べで分かった。

 過去10年間で最大の流行だった06年に次ぐ規模で患者が急増しており、同センターでは、手洗いなどの予防対策の徹底を呼びかけている。

 全国の小児科などからの報告によれば、今年の患者は5月中旬ごろから増え始め、先月24日現在で2万7693人。昨年の同じ時期よりも1200人以上多い形で推移している。

 都道府県別では、大分県、長崎県、石川県などで比較的多いものの、地域の偏りなく感染は全国に広がっている。また年齢別では、5歳以下で全体の8割を占めている。

 プール熱は、39度前後の高熱やのどの痛み、結膜炎などを3~5日間にわたり発症する病気で、目やにやつば、便などを通じて感染する。保育施設などでは、プール行事をきっかけに流行が拡大することも多い。重症化することはほとんどないが、再登園には医師の治癒証明書が必要となる。





 咽頭結膜熱の多くはアデノウイルスの主に2型、3型、7型による感染症で、乳幼児の急性気道感染症の10%前後がアデノウイルス感染症といわれています。アデノウイルスは小児のウイルス感染症としては一般的です。
 アデノウイルスの感染は必ず咽頭結膜熱の症状をきたすという訳ではなく、扁桃炎、肺炎などの呼吸器疾患、胃腸炎などの消化器疾患、出血性膀胱炎などの泌尿器疾患から、肝炎、膵炎、脳炎などにいたるまで様々な臨床症状を起こす可能性があります。
 特効薬はなく、症状をおさえる対症療法が中心になります。プールを介しての感染については、水泳前後のシャワー、洗眼、うがい、手洗いの徹底、また、タオルの共有はしないなど予防するしかありません。

 この時期、体調を崩すことのないよう、皆様気をつけてください。

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