投稿日:2008年6月6日|カテゴリ:院長ブログ
 カナダのノースカロライナ州立大学、化学・生体分子工学のPatrick V.Gurgel助教授らは変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)が献血により感染するのを防ぐために、血液中から危険なプリオンを除去できるフィルターを開発したと、米国化学会の年次集会で発表した。

 感染に気付かずに献血された血液によるvCJD感染を予防するために、各地の血液銀行は、これまでvCJD流行期の英国の居住者からは献血を受け付けないという手段を取って来ました。

 今回のフィルターは、感染牛の肉を摂取して病原体とされるプリオンを取り込んだ者が、それを知らずに献血した場合に、その血液中から簡便にプリオンを検出する方法を提供するという。

 そのフィルターはP-Capt prion Caputure Filterという製品で、赤血球濃縮液から1時間未満でvCJDのプリオンを除去することに成功しました。

 また動物実験でも、感染ハムスターの血液からこのフィルターでプリオンを除去し、この血液を健康なハムスターに輸血しても発症しないことを確認しました。 したがって、慢性腎不全や消化管出血による慢性貧血、あるいは外傷による急性出血のための輸血を要する患者を汚染血液から保護できると言うことです。欧州では現在すでに、このフィルターを用いて人における臨床試験をしています。また、血漿や血漿タンパク質などの他の血液成分からもプリオンを除去できる方法の開発に取り掛かっていると言うことです。


これまで、輸血用血液製剤中の変異型プリオンを検出除去することが不可能であったため、感染の拡大が懸念されていましたが、輸血の安全性が高まると期待できそうですね。 狂牛病対策につながるこの研究は、アメリカ牛の輸入問題に影響するのでしょう。ノーノー 

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