投稿日:2008年5月15日|カテゴリ:院長ブログ

 (読売新聞より)

新型インフルエンザが発生し、世界的に大流行したら――。食品の輸入が止まり、国内でも流通が滞るかもしれない。買い物に出かけることも難しくなり、食料確保が大きな課題になる。災害時の食事を研究している甲南女子大名誉教授の奥田和子さんは、「今から少しずつ備蓄に取り組むことが大切」と提案する。
これまでも震災に備えるために非常食の必要性が叫ばれてきた。新型インフルエンザの場合、流行は広域で2か月間続くとみられている。しっかりした準備が欠かせない。



もっとも、「何をどれだけ備蓄したらいいか分からない」という人は少なくない。奥田さんは「普段と同じように<主食・おかず・デザート・水>の組み合わせを基本に考えて」と話す。

主食には、米、切りもち、乾めん類のほか、ホットケーキミックス粉も活用できる。おかずの候補は、魚の缶詰からシチューのレトルトまでたくさんある。

阪神大震災など過去の事例では、野菜不足で体調を崩したり便秘で悩んだりした被災者も多かった。「最近は野菜の煮物の缶詰もある。栄養のバランスに気をつけたい」

デザートは、フルーツ缶やチョコレート、アメ玉など、ちょっとしたものでいい。奥田さんは備蓄品だけの生活を2週間試したことがあるが、「アメ玉が一つでも、心のやすらぎになった」という。

新型インフルエンザの大流行で電気や水道、ガスが止まる可能性もある。そうなれば冷蔵庫も使えなくなる。湯を沸かせるようカセットコンロとボンベを準備しておくことが必要だ。また、家族が感染したときのことも考え、病人でも食べやすいレトルトのおかゆや、ベビーフード、スポーツ飲料などを用意しておきたい。

備蓄の量について、奥田さんは「まず3日分から始め、徐々に長くしていこう」と提案する。厚生労働省は最低でも2週間分の備蓄を呼びかけている。作業には家族全員が参加し、その内容や分量を全員で把握しておくことも大切だ。

食品には賞味期限がある。備蓄したものを無駄にしないよう、しっかり管理したい。食品それぞれに大きく賞味期限を書いたラベルを張っておくと分かりやすい。期限の迫ったものから、日常の食事の一品として食べていけば、備蓄した食料が無駄にならない。

奥田さんが、阪神大震災の被災家庭を調べたところ、食料や飲料水を備蓄していた人は少なかった。その後も備蓄の習慣はあまり広がっていない。「新型インフルエンザが大流行した場合、他の地域からの援助は期待できない。各家庭の意識を高めることが不可欠になる」と話している。

奥田さんのアドバイス

〈1〉日ごろ、食べ慣れたものを選ぶ
〈2〉家族それぞれの好みを配慮する
〈3〉缶詰、瓶詰、レトルト食品、冷凍食品(停電に注意)、乾物など種類は多様に。同じものを続けて食べるのはつらい(調味料やジャム、梅干しも役に立つ)
〈4〉大雑把な備蓄食料のリストを作る。賞味期限が半年以上あるものを選ぶと管理しやすい

              




 阪神大震災を経験した方には、この備蓄の重要性は身を持ってお分かりのことと思いますが、あの震災の時でさえ、一歩大阪の方へ出れば、何でも物はあったんです。 しかし、インフルエンザのパンデミックはそれが出来なくなるわけです。水が欲しくても、食べ物が欲しくても、外に出れないんですから! 四川大地震で、ライフラインが断たれ、悲惨なことになっていると報道されているのをみると、いざパンデミックになったときのパニックがリアルに想像できます。ミャンマーでの大型サイクロン「ナルギス」の被害についても援助を必要とする被災者数が最大250万人に上ると言われていますが、軍政であるために援助も出来ない状態です。
 日本人はまだ幸せなんだと思いつつ、備えあれば憂いなし、皆様、よく考えておかれるべきでしょう。ニコニコ

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