投稿日:2008年4月26日|カテゴリ:院長ブログ

 (読売新聞より)

 東京大医科学研究所病院(東京・港区)は5月から、手術や抗がん剤、放射線などの治療が適さない乳がん、大腸がんなどの患者約170人を対象に、大規模で本格的な「がんワクチン」による臨床試験を行う方針を決めた。

 がんワクチンは、がん細胞特有の目印物質(抗原)を複数注射し、がん細胞を攻撃する免疫力を増強する治療法で、副作用が少ないのが特徴。国内13大学で行われた小規模試験では一部のがん患者でがんの増殖抑制効果が確認されており、成果が注目される。

 同病院が臨床試験を行うのは、食道がん、胃がん、膵臓(すいぞう)がん、乳がん、肺がん、大腸がんの6種。代表的ながんを対象に網羅的に試験を行うのは国内で初めて。

 対象は、ワクチン投与以外に治療法のない患者。例えば、女性ホルモンや「HER2」という遺伝子が病気の進行に深くかかわっている乳がんでは、これらを抑える薬が効果を示しているが、臨床試験の対象は、こうした治療薬の対象とならない患者で、乳がんでは年間4000~8000人が該当するとみられる。




 いまのところ、副作用は少ないという癌ワクチンですが、、、増加する一方の癌難民の救いになればと祈るばかり、、、です。ムニョムニョ

5 Responses to “「がんワクチン」臨床試験拡大、他に治療法ない170人対象に”

  1. めそめそ より:

    急なコメント失礼致します。
    癌治療法の事を色々調べていて、たどり着きました。

    私の母は、直腸癌のエンドステージと、今かかっているお
    医者様(医療センター)から言われています。子宮や、肺にも転移しており、手術は難しいとも言われています。体力が無い為、抗がん剤が使えない状態だそうなのです。

    読売新聞より抜粋されている記事ですが、薬品名など詳細を
    調べてみても分かりませんでした。もし、ご存知であれば
    教えていただけませんでしょうか。

    何卒よろしくお願いいたします。

  2. yoshioka より:

    質問の内容は上記の癌ワクチンの薬の名前をお知りになりたいということでしょうか?

    ご存知の通り、当方は開業医であり、この臨床治験に加われるはずも無く、当然のことながら薬品名を知りえませんが、現段階で治験でありますから、正式名称もありません。

    今、脚光を浴びているのは結腸・直腸癌に対してのメルクが申請している抗上皮細胞成長因子受容体(EGFR)抗体製剤セツキシマブ(商品名「アービタックス」)でしょう。薬事衛生審議会第二部会は、5月23日、セツキシマブの承認を了承しました。

     セツキシマブの適応症はEGFR陽性の切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌でございます。承認条件に、市販後の全例調査が義務付けられている薬でありますから、基本的には癌専門医のいる施設での治験同様の扱いで使用される新しい機序の薬品ということです。

    質問の回答になっておりますでしょうか?

  3. yoshioka より:

    めそめそさま>

    CD55は補体より細胞を保護する膜結合型糖蛋白質であり、補体に曝されているすべての細胞に低レベルで発現しているが、いくつかの腫瘍細胞においては発現量が増加しており、結腸・直腸癌細胞の80%に過剰発現が認められます。このため、CD55を腫瘍細胞に対する特異的免疫療法の標的にすることが可能となり、CD55のアミノ酸配列および構造と相同性を有するヒトモノクローナル抗イディオタイプ抗体である105AD7は、臨床試験ではある程度の効果をあげているようです。

  4. めそめそ より:

    吉岡様

    ご回答いただきまして本当に有難ございます。

    セツキシマブ(商品名「アービタックス」)という薬のこ
    とを勉強してみようと思います。

    教えていただきましたCD55や105AD7のことも自分なりに調
    べてみます!!

    突然のコメントにもかかわらず、ご丁寧にご説明いただき
    ましたこと感謝いたします。本当に有難うございました。

    吉岡内科様のますますのご繁栄を心より祈っております。

    めそめそ

  5. 匿名 より:

    吉岡内科様→よしおか内科クリニック様

    大変失礼いたしました。

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