投稿日:2008年4月24日|カテゴリ:院長ブログ
(Record Chinaより)

 2008年4月23日、「新華網」によると、シンガポールで幼児を中心に流行する急性ウイルス性感染症・手足口病(てあしくちびょう)が猛威を振るい、休園に追い込まれた幼稚園もあるという。

手足口病は、その名が示すとおり手のひら、足のうら、口の中などに小さな水ぶくれや発疹などができるウイルス性の感染症で、発熱が見られる場合もある。10歳以下の子供がよく感染するが、成人が感染することもあり、またまれに髄膜炎や脳炎などを併発し、死に至ることもある。

シンガポールにおける手足口病の先週の新規発病例は1245例で、先々週より25%も急増。そのうち16人の子供は食事が困難な状態で、入院して治療が必要だという。これを受けてシンガポール衛生省は2か所の幼稚園と5か所の託児所に10日間の休園を命じた。

また同省では手足口病の感染拡大を防止するため、各家庭に対し食事の前、トイレの後の石鹸による手洗いの励行や他人と食器を共用しないことなどを呼びかけている。





 手足口病は、世界中で発生しています。日本でも、毎年6月第2週頃から増加し、夏を中心に流行しています。日本では、1995年に大きな流行がありましたが、1997年には、マレーシアで、1998年には台湾で大きな流行が発生し、死者も報告されています。
 手足口病は、いくつかのウイルスが原因で起きますが、最も一般的なのはコクサッキーウイルスA16です。この他のエンテロウイルス71なども原因となりますが、いずれのウイルスでも現れる症状は同じです。
 ほとんどの人が、1週間から10日程度で自然に治ります。合併症も、ほとんどありませんが、まれに髄膜炎等の中枢神経症状が発生し、入院が必要となります。
 特異的な治療法はなく、有効なワクチンもありません。
手洗いの励行(特におしめ等を交換した時重要)・汚れた衣服は洗濯する
といった一般的な注意が必要です。
対岸の火事と思っていては流行してからでは遅いので、これからの季節、特に注意しましょう。モゴモゴ

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