投稿日:2008年3月16日|カテゴリ:院長ブログ
 イスラエル・テルアビブ大学のヒト微生物学のItzhak Ofek教授らは、20年間に及ぶ酸味の強いベリー類の研究で、クランベリージュースが尿路感染症に有効であること、またインフルエンザウイルスに対する抗ウイルス作用、虫歯予防、胃潰瘍の再発抑制などの効果があることを明らかにしました。 ただ、その効果は女性にしか発揮されないとのこと。
 Molecular Nutrition & Food Research(2007;51:746-751)に発表されています。

 クランベリーのこの作用は、非透析物質(NDM)という重合子化合物によるらしく、Ofek教授らが同定したこのNDMはテフロンのように膜表面を覆い、病原体が進入するのを防ぐ働きをするとのこと。

 Ofek教授はワイズマン生化学研究所(イスラエル・レホポート)のNathan Sharon教授との共同研究で、「クランベリージュースには女性の膀胱に細菌が付着しないようにさせる成分が含まれている」と推察し、その物質NDMを突き止め、膀胱炎を予防していることを証明したのです。さらに、NDMは口腔内細菌が歯に付着するのを妨げ、その結果、虫歯を減少させること、また、胃細胞に付着し、胃潰瘍を引き起こすHelicobacter pyloriの数が約3分の2減少し、抗菌薬を併用すると胃潰瘍の再発を5~15%抑制したと述べています。 ただしクランベリー研究の弱点は効果が得られるのは女性のみであるとOfek教授は認めています。

最近ではクランベリーのNDMが抗癌作用がある可能性が示唆されています。


 面白い研究ですよね! でも、このベリー類の研究に用いる科学的手法は、同大学が特許権を得ているそうです!  さすがですね!ふぅ~ん

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