投稿日:2008年2月28日|カテゴリ:院長ブログ
治療薬「タミフル」が効かないインフルエンザウイルスによる集団感染が、横浜市内で先月発生していたことが、同市衛生研究所の調査で分かった。

 タミフル耐性ウイルスによる集団感染は、国内では初めてで、世界保健機関(WHO)に報告された。

 耐性ウイルスが広がる中、新型インフルエンザが発生すれば、タミフルに耐性を持って流行する可能性があるため、別の治療薬を備蓄するなどの対策が必要になる。


欧州を中心に広がっているタミフル耐性が、日本でも確認されていた。世界保健機関(WHO)によると日本では2月21日、検査対象のAソ連型(H1N1)100分離株中5株にオセルタミビル耐性ウイルスが見つかった。スイスやアイルランドからも初めての報告があり、耐性化は広がりを見せ始めた。

 WHOの集計では、2007年10月から2月21日までに、検査結果が確定したH1N1の2348分離株のうち313株で耐性ウイルスが認められた。耐性率は13%だった

 国別に見ると、ノルウェーの耐性率は66%と依然高く、これまでに95分離株中63件に耐性ウイルスが見つかっている。これにフランス(同39%)、ポルトガル(33%)、ベルギー(33%)などが続いており、フィンランドやルクセンブルグ、オランダなども20%を越えている。

 耐性ウイルスはこれまでも見つかっているが、その割合はほとんどが1%未満に留まっていた。WHO調査は現在も進行中であり、耐性率などは変動する可能性はあるが、今回、タミフルの消費量が世界でもっとも多い日本でも見つかったことで、より注意深い監視が必要になった。

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