投稿日:2008年2月20日|カテゴリ:院長ブログ
 万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を作るために使う遺伝子が、どんな仕組みで働いているかを、米ハーバード大幹細胞研究所などの研究チームが解明し、米科学誌「セル・ステムセル」に発表した。成長を終えた体細胞から、成長前のさまざまな細胞へ分化する能力を持つiPS細胞ができる仕組みは謎だった。チームは「iPS細胞のがん化防止など、安全な作成法の開発に役立つ」と説明している。

 チームは、マウスの体細胞(皮膚の線維芽細胞)に、レトロウイルスを使って四つの遺伝子を導入し、iPS細胞ができるまでの過程を詳細に分析した。

 その結果、体細胞がiPS細胞になるまでには約2週間かかるとみられていたが、10日間だったことが判明。遺伝子導入に使うレトロウイルスが働くのは導入当初で、働きが終わるころには細胞が成長前の未分化状態になっていた。導入した4遺伝子や幹細胞に不可欠な酵素が働くのは、iPS細胞ができあがるころだった。

 iPS細胞には、ウイルスで遺伝子を導入することに伴うがん化の恐れなどが指摘される。遺伝子が働くタイミングなどが分かれば、人に無害な化合物を使う方法など、より安全な作成方法の検討が可能になるという。

 <毎日新聞より>



 再生医療のiPS細胞実用化にまた一歩近づき、前進しましたね!
しかし、日本ではこの最先端治療にも倫理問題がからみ、進まなくなる可能性もあるので、ここへ来て、米国に委ねるなんてことになれば淋しいことです!ムニョムニョ

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