投稿日:2008年2月16日|カテゴリ:院長ブログ
黄砂とは主に中国の乾燥地帯(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯で強風(偏西風)により吹き上げられた多量の砂塵が上空の風に運ばれて、日本、韓国、中国などで降下する現象をいい、春季(3月~5月、4月がピーク)に多く見られ、濃度が濃い場合は、空が黄褐色に煙ることがあります。

 日本では、1980年代から増加傾向を示し、1971年以降、2000~2002年にかけて最多を記録していますが、毎年の変動が大きく、長期的な傾向ははっきりしていません。

 2月に入り、韓国でも大量の黄砂が飛散しているとの情報もあります。


 黄砂の粒子は直径0.1mm以下の細かい土の砂粒で、化学組成的には、CaCO3(炭酸カルシウム)が10%以上を占めています。CaCO3(炭酸カルシウム)は、アルカリ性で、酸性雨の中和効果があるともいわれています。

 黄砂の粒子を吸い込むと、気道を刺激するため、喘息や、花粉症の持病のある人は、排気ガスの中に含まれる直径10μm以下の浮遊粒子状物質 (SPM)と同様に、アレルギー反応の増悪因子となります。
 花粉症が落ち着いたのに、また症状がぶりかえしたというような人は黄砂が原因かもしれません。
 
 
 
 ところで、中国大陸から飛来する黄砂を日本、中国、韓国、モンゴルの4か国で観測し、環境省のホームページ(HP)で飛来状況を公表したり、予測したりする計画が、当初協力を約束していた中国が「離脱」してしまったのです。
 中国側は「気象情報は国家機密」として、データの提供を拒否したためで、HPは、発生源の情報がないまま今月下旬の本格運用を迎え、飛来量を予測することを余儀なくされています。


 
西日本においては、スギ花粉よりも黄砂のほうが影響は強いかもしれません! が、マスク、メガネの着用、皮膚からの進入を防ぐ手立てなど、予防には花粉症対策がそのまま応用できるでしょう。

花粉症の発症前予防投薬も黄砂による増悪を軽減してくれるので、皆様、早めの対策をされますよう!モゴモゴ
 

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