投稿日:2008年2月7日|カテゴリ:院長ブログ

あらゆる臓器や組織に変化できる「胚(はい)性幹細胞(ES細胞)」を使って、半永久的に増え続ける赤血球の元の細胞を培養することに、理化学研究所の研究チームがマウスの実験で初めて成功した。

献血に頼らず、病原体の感染リスクがない輸血用血液の安定供給につながる成果として期待され、6日の米科学誌電子版に発表される。

培養したのは、「赤血球前駆細胞」と呼ばれ、赤血球に成長する一歩手前の細胞。研究チームは、マウスのES細胞に、前駆細胞に成長し、分裂を促進するような6種類の試薬を与えて培養。2か月を経過しても、分裂・増殖を続ける3種類の前駆細胞を作り出した。前駆細胞は、無限に増えるES細胞の性質を受け継ぎ、少なくとも1年以上は増え続けるという。この前駆細胞を、人為的に貧血を起こさせたマウス8匹に移植すると7匹は生き残ったが、移植しないと1匹しか生き残らなかった。マウスの体内で赤血球に成長し、正常に機能していたことを裏付けた。

同研究所の中村幸夫・細胞材料開発室長は「すでに人間のES細胞で試みている。新しい万能細胞・iPS細胞でも研究を始め、人間の前駆細胞を高率で作れる手法を確立したい」と話している。

読売新聞より>




こういった研究はどんどん成功していただきたいですね!
赤血球だけでなく、白血球、血小板、特殊な血液の安定供給が可能になれば、より感染のリスクなく輸血が可能になることでしょう。ニコニコ

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