投稿日:2008年2月2日|カテゴリ:院長ブログ
インペリアルカレッジ心配研究所(ロンドン)のKian Fan Chung教授とニュージャージー大学 公衆衛生学部などの国際研究機関の研究者らが、ディーゼル排気ガスにより大気が汚染されている道路は喘息患者に重大な影響を及ぼすとNew England Journal of Medicine(2007;357:2348-2358)に発表しました。 

ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて一酸化炭素と二酸化炭素の排出濃度は低いが、同一出力のガソリンエンジンよりも移動距離当たりの微粒子量は100倍以上で、大気の微粒子汚染の主因となっている。

Chung教授らは、ディーゼル駆動のタクシーとバスだけが許可されているロンドンのオックスフォード通りの西端に沿って歩いてもらった軽症と中等症のボランティア喘息患者60例を対象に排気ガスの影響を調査した。
 オックスフォード通りを2時間散歩中と散歩後に調査したところ、被検者は喘息症状が増悪し、1秒率の低下と肺の炎症を呈した。また、これらの値が通常のレベルに戻るには数時間を要した。

 同教授らは、ディーゼル排気ガスは空気中に微細な塵埃、汚泥、すす、煙を排出するため、喘息患者に問題を引き起こすと考えている。微粒子の大きさは様々であるが、2.5μm未満の微粒子や最も微小な”超微粒子”であれば、肺の奥深くに吸入されて呼吸器系の障害をもたらす可能性がある。また、超微粒子は血液に吸収されて、悪影響を及ぼすことがある。
 2時間の散歩中のディーゼル排気微粒子のレベルと肺活量の減少、肺の炎症の増悪には相関が見られた。
「今回の研究は人々の健康を守るため、大気汚染を改善する必要性を明らかにした。喘息患者が実際に汚染された地域をわずか2時間散歩しただけでも肺に悪影響が生じることを正確に計測した最初の研究だ。実験室外の、実際の生活の場における最初の調査となる。」と述べている。


 すみません、小生の車もディーゼルです!しかも排気量6500cc!てれちゃう 申し訳ありません!!

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