投稿日:2008年1月29日|カテゴリ:院長ブログ
ファイザー株式会社は、2008年1月25日(金)、ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙補助薬「チャンピックス(R)錠0.5mg、同錠1mg」(一般名:バレニクリン酒石酸塩)の製造販売承認を取得しました。

 チャンピックスは、禁煙治療を目的に開発された日本初の経口禁煙補助薬。既存の禁煙補助薬がタバコの代わりにニコチンを補充する「ニコチン代替療法」であるのに対し、チャンピックスはニコチンを含まず、脳内のニコチン受容体に高い結合親和性をもつ部分作動薬として禁煙効果を発揮します。

 禁煙に伴う離脱症状やタバコへの切望感を軽減すると同時に、服用中に再喫煙した場合に拮抗薬(アンタゴニスト)としても作用し、喫煙から得られる満足感を抑制します。

 チャンピックスは、米国で2006年8月より発売され、EUでも同年12月より販売が開始されました。現在、世界60ヵ国以上で承認され、使用されています。2007年7―9月期には世界売上高が前年同期比で7.3倍に急拡大しており、日本でも2006年6月に厚生労働省へ承認申請し、今回承認を取得するに至りました。

しかし、一方で服用された患者がうつ状態になったり自殺したりする懸念があると警告され、服用と精神疾患の因果関係は今のところ明らかではありませんが、米国では米食品医薬品局(FDA)も調査に乗り出し、医師に配布する説明書にこうしたリスクを詳細に記載し、患者の行動をよく監視するよう呼びかけているようです。
 
いずれにしても禁煙治療の選択肢が増えたという点で、進歩したことは喜ばしいことです!ニコニコ
 

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