投稿日:2008年1月11日|カテゴリ:院長ブログ
南京に住む父子の鳥インフル、人から人への感染を確認

 中国衛生省報道官は10日の記者会見で、江蘇省南京市の父子が昨年相次いで鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染した事案について、「(家庭での)密接な接触によって感染した」と発表、人から人への感染だったと結論付けたことを明らかにした。

 中国で人から人への鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されたのは初めて。

 一方、同報道官は、人の間で流行するようなウイルス変異については、「発生していない」と否定した。父子が、病死した家禽(かきん)類と接触した形跡はなく、感染ルートは分かっていない。

在中国日本国大使館によると、24歳男性の方は、11月24日に発熱、悪寒などの症状が現れ、11月27日に肺炎で入院した。12月1日には江蘇省衛生部局が、翌12月2日には中国衛生部がそれぞれ鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認した。患者は2日に死亡した。

 一方の父親の方は、12月3日夜に発熱症状を呈し入院。12月5日に江蘇省衛生部局が、翌12月6日に中国衛生部がそれぞれ鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認した。治療により病状は安定しており、完治したとのこと。

 これまでの病原学検査では、24歳男性の標本から分離したウイルスを分析した結果、ウイルスは禽源性で本質的な変異は発生しておらず、人から人へ感染する生物学的な基礎は備えていないという。

 父子と接触があった約80人を調査したところ感染者は認められていない。

 なおWHOによると、今回の2例で、中国国内で確認された鳥インフルエンザ感染者数は27人となった。うち17人が死亡している。全世界では現在、2003年以降で337例の感染例が確定しており、そのうち207例が死亡している。

2007年10月19日、沈降新型インフルエンザワクチン(H5N1株)が製造承認を取得した。適応は「新型インフルエンザ(H5N1)の予防」であり、接種対象者は、医療従事者、社会機能維持者(治安・ライフラインを維持する者など)である。

 今後、鳥インフルエンザがヒトからヒトへと感染するウイルス(新型インフルエンザウイルス)へと変異し、世界的な流行(パンデミック)が起こる可能性も否定できない。

 そうした考えから、世界保健機関(WHO)を中心に、世界各国でインフルエンザのパンデミック対策が実施されている。日本では「新型インフルエンザ対策行動計画」(2005年11月策定)に基づき、新型インフルンザ発生の初期対応策として、医療従事者や社会機能維持者などを対象に緊急的なワクチン接種が行われることとなっている。

 今回、承認された新型インフルエンザワクチンは、鳥-ヒト感染の患者、および鳥から分離されたウイルス(H5N1亜型)を用いて製造した「プレパンデミックワクチン」である。厳密な意味での新型インフルエンザワクチン(パンデミックワクチン)は、実際にパンデミックが起こり病原ウイルスが特定されてからでないと製造できない。しかも、その製造には少なくとも6カ月が必要となる。そこで、パンデミックが起きてからパンデミックワクチンが供給されるまでの間や、パンデミックワクチンの製造量が十分量に達するまでの間に、基礎的な免疫をつけるために使用するのが、「プレパンデミックワクチン」である。

 今回のワクチンは、高い免疫原性が期待できる不活化全粒子型抗原と、アルミニウムアジュバント(免疫増強薬の一種で、ワクチン製造に幅広く実用化されているアジュバント)を組み合わせたH5N1型インフルエンザワクチンである。

 なお、本ワクチンでは、第2相および第3相試験で皮下および筋肉内接種での安全性が確認されており、副反応の大部分が注射部位に発現する局所反応(紅斑・発赤、腫脹、疼痛、熱感など)で、忍容性には大きな問題はなかったことが報告されている。



WHOによるフェーズ対照
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/05pandemic/WHOworld-plan.pdf


パンデミック間期

フェーズ1.
ヒトから、新しいインフルエンザウイルスの亜型は検出されていない。ヒトに感染を引き起こした、インフルエンザ亜型が動物で見られるかもしれない。もしも動物に見られた場合、ヒトの感染や発症のリスクは低いと考えられている。

フェーズ2.
ヒトから、新しいインフルエンザの亜型は検出されていない。しかしながら、動物に循環しているインフルエンザウイルスの亜型が、ヒトの疾病として著しいリスクを提示する。


パンデミックアラート期

フェーズ3.
新しい亜型によるヒト感染、しかしヒト-ヒト感染伝播は無く、非常にまれな場合に密接な接触者へ広がる。

フェーズ4.
限定されたヒト-ヒト感染を伴う小さなクラスター(集積)が見られる。しかしウイルスがヒトへ十分順応していないことを示唆するように、拡散は非常に地域的に限局している。

フェース5.
より大きなクラスターが見られるが、ヒト-ヒト感染の広がりは依然限局している。ウイルスがヒトへ順応しつつあることを示唆するが、まだ完全にはヒト間の感染伝播は確立していない(著しいパンデミック・リスク)。


パンデミック期

フェーズ6.
パンデミック:一般人口への増加した継続的感染伝播


実際にはどこまで来てるのか、、、パンデミックがこわいですね!ムニョムニョ

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