投稿日:2007年12月13日|カテゴリ:院長ブログ

体内のタミフルを画像化 PET使いラットで成功

インフルエンザ治療薬タミフルが、ラットの体内で臓器に取り込まれる様子を、陽電子放射断層撮影装置(PET)を使って画像化する薬剤を開発したと、放射線医学総合研究所(千葉市)の張明栄チームリーダー(放射性医薬品化学)が11日、発表した。

タミフルの挙動を生きたまま確認できる手法は初めてという。タミフルは、人間の子どもの異常行動との関連が注目されているが、人への臨床応用には倫理上の課題があり、張さんは「まずラットの脳で(影響を)調べたい」と話している。

研究では、タミフルを構成する炭素の1つを放射性同位元素に置き換えた薬剤を合成。生後4週目のラット5匹に投与し、この薬剤から出る陽電子を小型PETでとらえた。

その結果、タミフルは時間がたつにつれ腎臓、小腸などに移動。脳には投与の20分後に総量の約0・15%が届いていたが、取り込まれる割合としては小さいという。脳に入った後、すぐに代謝され別の物質に変わることも分かった。  (共同通信社)


やはり、脳への影響はわずかであると言えそうです。ニコニコ

人間に応用できれば、因果関係の有無を解明する有力な手段になりそうで、今後の研究が期待されます。

2 Responses to “タミフル情報”

  1. 小川 より:

    お仕事お疲れ様です、小川です。
    うちの長男が、学校でもらってきたようです、インフル。
    でもって、例のごとく問題行動頻発です。
    もう過去に何度も起こっていることなので、慣れっこですが、実体験としては
    タミフル投与(今回ももらっています。)よりなにより
    39度以上の熱が出ると、必ずといって良いほど問題行動が起きてるようです。
    ベランダに飛び出す、幻聴・幻覚などですが、そのあたりは子を持つ親御さんは
    実際どう感じてるんでしょうね??
    私はやはり罹患後の回復度合いを考えてみても
    タミフルはいい薬だなとは思ってるんですけど。

  2. 吉岡 より:

    小川さん、初コメ、ありがとうございます!

    16日にタミフル服用と異常行動発現との因果関係を確認するために国が実施した調査の1つ、「インフルエンザ罹患に伴う異常行動研究」(主任研究者:国立感染症研究所感染症情報センター長・岡部信彦氏)の結果が発表されましたね!「タミフルの臨床的調査検討のためのワーキンググループ」(臨床WG)の中心メンバーの1人、日大精神医学系教授の内山真氏は、この研究結果について、「タミフルを服用したかどうかによらず、インフルエンザ罹患時に異常行動が発現することが明らかになった」とおっしゃっております!

     調査では、重度の異常行動を、(1)突然走り出した、(2)飛び降りた (3)その他、予期できない行動であって、制止しなければ生命に影響が及ぶ可能性のある行動―――と定義し、解析対象となった137例で調べたところ、82人(60%)がタミフルを使用していたが、52人(38%)は使用していなかった。
     つまり、異常行動を起こしたインフルエンザ患者の6割がタミフルを使用していたことが分かった一方で、4割は、タミフル不使用でも重度の異常行動を起こしていることが分かったということになります!

     内山氏は、「インフルエンザ罹患時に、インフルエンザ脳症の定義には当てはまらない脳の異常が起こり、重大な事故につながる可能性があることが分かった。このことは事故を防ぐ上でも重要だ。タミフルが直接、異常行動を起こしている可能性は低くなったと考えるが、異常行動が起こるリスクを高める可能性は残されている。今後は、その点の解明が焦点になる」と言っております!

    インフルエンザ脳症は後遺症を残す恐い疾患ですから、タミフルを使ってでも治療したい考えに変わりはありません!

    しかし、これには患者さまと家族様の同意が必要であり、これからも積極的に説明してまいりたいと思っております!

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