投稿日:2011年7月27日|カテゴリ:院長ブログ
(メディカル トリビューン記事より)

 国立感染症研究所は,西日本を中心とする手足口病の流行が依然として続いていることを報告した(2011年第27週感染症週報)。全国の小児科定点による第27週(7月4日~10日)の定点当たり報告数は9.7(報告数3万506例)で前週の7.2を大きく上回り,1982年の調査開始以来,最多を記録。首都圏や東北地方でも報告数が前週に比べ大きく増加しているという。感染研は「例年,手足口病の流行は第28~29週にピークを迎える」とこの大流行がしばらく続くとの見方を示している。また,7月26日には,今年の手足口病で多く検出されているコクサッキーウイルスA6による成人の発症例の速報が報告されている。

成人発症例も報告,医療機関によっては診断困難な可能性

 感染研によると,今年の手足口病の特徴として「発症初期の高熱」「例年の典型例に比べ,大きな発疹が四肢末端だけでなく広範囲に見られる」ことなどが報告されているという。

 また,現時点で分離・検出された手足口病の原因ウイルス196件のうち52.6%がCA6。過去5年間の推移を見ると,2007,2008年にはCA16が多く,2009年にはCA6が26.1%,2010年にはエンテロウイルス(EV)71が67.1%であった。

 流行の拡大に伴い,大阪府内では,7月上旬にCA6による手足口病の成人発症例も報告(7月26日速報)。通常,手足口病患者の中心は小児とされており,現在の感染症発生動向調査は小児科定点であるため,成人での実態は明らかになっていない。

 同報告によると,1歳7カ月の女児と暮らす29歳の母親が,子どもの発症に続き,39度を超える発熱や悪寒,頭痛などを呈した。当初は内科を受診し,感冒と診断されていたものの,解熱とともに手指や耳,膝などに強い痛みを伴う水疱が出現。子どものかかりつけの小児科で手足口病と診断された。その後も腹部や足裏,口腔内にも水疱が広がり,子どもよりも重い症状が見られた。詳しい解析の結果,母親,女児の検体からCA6が同定され,家族内感染が疑われた事例だとまとめられている。

 報告を行った大阪府立公衆衛生研究所では「受診医療機関によっては,成人の手足口病患者の診断が困難な可能性がある」と指摘。最近,発症でも手足口病の成人例が報告されており,中には重篤な中枢神経合併症が見られるものもあることから,成人の流行状況の把握が重要との考えを示している。









 

 当院にも、何名か、やはり子供さんの手足口病がうつったとのことで来院されています。

 記事のように、高熱の発症、広範囲の発疹という特徴を供えていることから、同じコクサッキ-ウイルスしかもA6ということになるのでしょう。

 いわゆる感冒と同じ治療になるわけですが、時に髄膜炎などの重症化することもあるようですから、自力で治すと頑張るよりも、受診していただく方がいいかと思います。

 それにしても、、、今年は、何かがおかしい、、、そう感じます。 




2 Responses to “手足口病,記録的流行続く…東北地方や首都圏でも増加”

  1. 坊っちゃん  より:

    先生、おはようございます。

    手足口病が大人にも感染するとのこと、
    警鐘ありがとうございます。
    先生の『日記』を拝読するようになって
    感染予防への意識が高まったような気がします。

  2. yoshioka より:

    坊っちゃんさん>

     情報は、いろんな媒体を通して入ってきますが、、、

    興味がないこと、インパクトに欠けるものは脳を素通りしていきます。

    見ても、聞いても、脳に入って施行されなければ、消し去られてしまうのです。

    ですから、どこかで聞いたかもしれないこと、当然しっているようなことも、何度もUPしております。

    印象に少しでも残れば、幸いです。(^。^)

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