投稿日:2011年2月17日|カテゴリ:院長ブログ
(Medical Tribuneより)


Facebookはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の1つで,若者を中心に世界で5億人を超えるユーザーが登録している。高度専門病院Aカルダレリ(伊ナポリ)のGennaro D'Amato博士らは,Facebookにログインすることで,喘息の発作が誘発されたと思われる若年男性の症例についてLancet(2010; 376: 1740)で報告した。

元恋人の情報がトリガーに
 患者は18歳の男性で,恋人に振られたことが原因でうつ状態にあった。彼の元恋人はFacebookの“友達”からこの男性を削除する一方で,新たな男性を次々と“友達”に加えていった。

 この患者は,Facebook上で新たなニックネームを用いて再び元恋人の“友達”となり,その女性のプロフィール欄にアップされた彼女の写真を見ることに成功した。しかし,患者はこれらの写真を見た瞬間に息切れを起こした。さらに,この息切れは,彼が元恋人のプロフィール欄にアクセスしているときに繰り返し起こることが分かった。

 そこで,D'Amato博士らはこの患者の母親に対し,インターネットへのログイン前後に彼の最大呼気流量を測定するよう指示した。その結果,Facebookログイン後に同値が低下し,その差は20%以上に及ぶことが分かった。

 精神科医の協力も得て,この男性患者はFacebookへのログインを断念した結果,喘息発作は起こらなくなった。

 同博士らは「この男性患者は元恋人のFacebookプロフィールを見ると過呼吸になり,それが喘息発作の引き金になったようだ」と報告。患者の病歴と身体検査からは,ほかに考えられる環境因子や感染因子は除外されたとしている。

 同博士は,FacebookなどのSNS全般について「新たな精神的ストレスの要因となりうるため,うつ状態の喘息患者に対しては増悪のトリガーとして注意する必要がある。若年層の喘息罹患率が高いことから,今後,喘息増悪の評価に当たっては,この種の誘因も考慮に入れるべきだ」と結論付けている。








 身体的ストレス(疲れ、疲労など)以外にも、心理的ストレスによっても、喘息、咳喘息は引き起こされます。
 蕁麻疹のような反応も同様ですがまだ理解しやすい、、、目に見えない場所・部分の反応では、患者さんが理解するには難しい場合もあります。 
 この場合、抗アレルギー剤、典型的な喘息治療、咳止めなどでは中々反応ず、非常に難治であることから、いわゆるドクターショッピングをしてしまう。 原因にアレルギー、感染症が関与している証拠が得られない時、やはり、ストレスの要因も疑うべきですが、ストレスをストレスと感じていない時、更に治療に入ることすらが困難となります。 

 この時期、咳喘息、過敏性下痢性胃腸症候群、肩こり、腰痛など、ストレスに起因する疾患が非常に多く感じます。 

 早めの治療、増悪させない日常生活が重要です。

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