投稿日:2010年11月29日|カテゴリ:院長ブログ
 (読売新聞より)

 新型インフルエンザで肺炎に至る小児患者は、発熱よりせきが先に出る場合が多いとの調査結果を、大阪医科大の河上千尋助教(小児科)らが27日、仙台市での日本小児感染症学会で発表した。


 肺炎の兆候の早期発見につながる可能性がある。


 調査は、昨年秋ごろに同大病院を受診した小児患者が対象。「38度以上の発熱より12時間以上前にせきが出始めた」という人が、肺炎を起こして入院した小児患者では13人中10人(77%)に上った。軽症患者では112人中10人(9%)にとどまった。


 季節性インフルエンザは通常、発熱後にせき症状が出る。新型の場合は、ウイルスが感染初期から肺の奥に侵入しやすいため、せきが先行すると考えられるという。










 インフルエンザウイルスでは、新型に限らず、季節性でも肺炎は起こりうるのですが、、、二次的に細菌性の肺炎を併発することがほとんどです。
 しかし、細菌性のものと違って、ウイルス性の肺炎は抗生物質では効かないということを知っておかなければなりません。
 ウイルス性の肺炎の場合、過剰な免疫反応を抑えるため、ステロイドがよく使用されます。 
 ステロイドというと、何か悪い薬のように思われている方が多いですが、、、使用頻度、使用量が適切であれば、これほど凄い薬はないと言えます。 ですから起こりうる反応を想定しながら、手を打っていくことが重要で、それはどんな薬でも同じことです。 
 ただ、予防しうるものなら、かからないようにしていただく方が、医療費の費用対効果を考えても、得策であると考えます。

 予防接種、まだ1回目も接種されていない方は、お急ぎくださいませ。ニコニコ

3 Responses to “新型インフル「せき先行」は肺炎の危険信号”

  1. せおいなげ より:

    ふむふむ~

    理にかなってますな~

    うちは、咳は、家族で体調管理の指標となってますので、特に気をつけております。

  2. yoshioka より:

    せおいなげさん>

     咳はバロメーターになるようで、ならないこともありますから、注意が必要です。 いわゆる非発作時、自覚症状がない時点でも、気道の粘膜表面で炎症は起こっている場合があるのです。 粘膜表面の炎症が、気管支の平滑筋に攣縮が起こし、咳が出るまで、自覚症状はないことになりますから、、、いろんな現象を指標にし、総合的に判断しなければなりません。
     が、せおいなげさんの観察力、洞察力は敬服に値します。

  3. せおいなげ より:

    なるほど~

    咳に至る機序が重要なんですね。

    つまり、咳が出るまでにコントロールですな。

    って、もうしっかり脳にこびりついております。(笑)

    いずれにせよ、咳のときは受診します!

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