投稿日:2010年3月10日|カテゴリ:院長ブログ
(産経ニュースより)

 東京都は8日、私立中高一貫校の聖徳学園(武蔵野市)で、生徒と教員計35人が結核に集団感染したと発表した。感染者の生徒の1人がせきなどの症状のため複数の医療機関を受診したにもかかわらず、気管支炎などと診断され登校を続けたことが原因。

 都によると、昨年4月に結核と診断され入院した中学2年の生徒と1年時に同じクラスだった男子生徒が同年6月ごろからせきや発熱の症状を訴え、計4カ所の医療機関を受診。ところが、いずれも結核と診断されず登校を継続し、同年11月にようやく結核と判明した。

 男子生徒との接触者の健康診断を実施したところ、この2人を含む同校の中高生30人と教員5人の計35人の感染が確認された。うち9人が発病しており、とくに男子生徒は症状が重く3月8日現在も入院中。

 都は「誤診した医療機関は猛省してほしい。レントゲンを撮れば結核だと分かるのに、いずれも問診だけで済ませていた」としている。









 猛省といいますが、、、初診で、咳、微熱の感冒症状で、いきなり「レントゲンを撮りましょう。結核も疑われますので!」なんて言えば、それはなかなか受け入れられるものではありません。 100人、レントゲン撮って、出るか出ないかの疾患で、片っ端からレントゲンを撮る方が、それこそ猛省を促されることでしょう。 後から批判することは簡単なのだと云いたい。ノーノー

2 Responses to “私立中高一貫校で35人が結核に集団感染 複数の医療機関が見逃す”

  1. 薫風 より:

     
    難しいですね…

    この記事をサラッと読んで、「4ヶ所も医療機関を受診したのに、わからなかったなんて!」というのは簡単ですが、患者さん本人が友人が結核に罹った事を伝えていたかどうかも定かではありませんしね…

    私も咳で受診して、突然「レントゲンをしましょう。」と言われたら、ものすごく不安になります…

    (´~`;)なんて言ったら良いのか…

    適切な言葉が見つからず、スイマセン(ーー;)

  2. yoshioka より:

    薫風さん>

     今の時代、検査の負担額が気にならない人は少ないでしょう。 まして、最初の検査で見つかる保証はなく、異常が出なかった検査では、無駄な検査をされたと認識されます。
     肺炎を疑い、レントゲンを撮りましょうと言うと、「他院で1か月前のレントゲンでは異常はないと言われた」といって、検査を拒否される方も居られます。 肺炎でも、発症して1週間もあれば、画像は全く変化しますし、結核でも1週間目と2週間目では既に陰影は変化しますし、気管支結核では、レントゲン上、異常は認めないこともほとんどです。
     確かに、不必要な検査をたくさんされている方も多いのは事実、、、つまるところ、納得していただける説明ができるかどうか、、、ということになるのでしょうね~

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