投稿日:2010年2月26日|カテゴリ:院長ブログ
(asahi.comより)

 感染患者の5割前後が死亡している高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)に対して、国産の新しい抗ウイルス薬が治療や予防に効果が高いことがわかった。鳥インフルは次に世界的大流行(パンデミック)を起こす新型インフルに変異することも懸念されている。東京大医科学研究所の河岡義裕教授らによる動物実験で、26日付の米科学誌プロス・パソジェンズに発表する。

 第一三共の「CS―8958」。週に1度、口から吸い込むだけで済む。今秋ごろになるとみられる次の季節性インフルシーズンに間に合うよう、厚生労働省に承認申請されている。

 研究チームの木曽真紀研究員らは、鳥インフルを感染させたマウスにCS―8958を投与し21日間観察。人に投与した場合と近い条件になる量にしたマウスは6割生き残った。その倍量にすると9割生き残った。現在使われている抗ウイルス薬タミフルとほぼ同じ効果だった。

 一方、タミフルが効きにくい耐性の鳥インフルのウイルスで実験した場合、タミフルは効果が激減して1割ぐらいのマウスしか生き残らなかった。これに対しCS―8958の効果は変化しなかった。

 予防効果を見るため、マウスに感染させる7日前に1回投与した場合、人での量に近くしたマウスは21日後に6割生き残った。その倍量では9割生存していた。

 錠剤などのタミフルは毎日のむ必要があり、吸入式の抗ウイルス薬リレンザは1日2回、5日間投与が必要。河岡さんは「耐性ウイルスが出ることも考えると、抗ウイルス薬は種類が多い方がいい」と話す。










 先日発売された注射の抗インフル薬「ラピアクタ」は、使用例が少ないうちに、インフルエンザは一旦終息に向かっているようです。
 今秋冬の来シーズンに、新薬が発売になり、しかも、耐性ウイルス、鳥インフルにも効果を期待できそうとのことで、やや安心出来そうです。 あとは供給の問題ですが、今のところ情報はありません。
 とにかく、パンデミックはしばらく遠慮願いたい、、、モゴモゴ

2 Responses to “強毒の鳥インフル、吸入式新薬「有効」 第一三共が申請”

  1. 坊っちゃん より:

    先生、おはようございます。

    広義での新型インフに対応する新薬が誕生したとのこと。
    しかし留意して拝読すると「供給体制が未確定」ですか。
    早く普及させてほしいところですが
    早かろう悪かろうで某車会社のようになっても困ります。
    製造プログラムのミスでリコールなどないようにも
    安全性には充分な検証を加えてほしいところです。
    なにはともあれ、安心して街を歩けそうな情報でしょうか。

  2. yoshioka より:

    坊っちゃんさん>

     今のところ、パンデミックそのものがあるわけでもなく、注射薬のラピアクタも発売されたところでありますし、ひとまず安心、、、でよいのではないでしょうか?

     あとは、実際、新型インフルの場合、感染後、肺炎による死亡率の増加が懸念されるので、65歳以上の高齢者はできるだけ肺炎球菌ワクチン接種を受けていただきたいということを付け加えておきます。 アメリカでは65歳以上の約半数は既に肺炎球菌ワクチンを接種済みとのこと。 日本国も国を挙げて徹底対策してほしいですね。

コメントする