投稿日:2009年11月24日|カテゴリ:院長ブログ
(産経ニュースより)

 新型インフルエンザに感染し、インフルエンザ脳症になった患者の8割が、発熱の当日か翌日までに脳症を発症していることが24日、国立感染症研究所の調べで分かった。季節性インフルでは発症までの期間を示す統計はないが、新型は季節性よりも早く発症するとの指摘は多く、感染研は注意を呼びかけている。

 インフル脳症はインフルエンザに感染した際、免疫が過剰反応して発症するとされる。感染研によると、これまでにインフル脳症と報告があったのは132人。うち60人を追加調査したところ、発熱した当日に発症がみられたのは12人で、翌日が36人、2日後が8人、3~8日後が計4人だった。

 うち、死亡したのは3人(5%)▽後遺症が出たのは7人(12%)▽回復したのは49人(83%)▽調査中1人-だった。60人全員に意識障害があり、45人(75%)には異常行動・言動もみられた。けいれんは31人(51%)。

 脳症の報告は過去最多だった平成17年の53人を大きく上回っており、感染研感染症情報センターの安井良則主任研究官は「発熱後は注意深く観察することが大切」と呼びかけている。







 今のところ、この免疫過剰反応であるインフル脳症を治療する方法は、タイミングよくステロイドを投与することです。 
 後遺症を残さないよう速やかに治療するには、やはり、家族の方が注意深く観察し、発症を疑われたら、早急に医療機関を受診されることにつきます。 
 当方も、今までのインフルエンザ治療の中で、異常行動といわれるものは、そうそう出くわさなかったのですが、この新型インフルを日常で診るかぎり、やはり高率に脳症を起こすように感じます。

 熱は下げすぎてもいけませんが、やはり適度にコントロールされるべきであると思います。 ここが重要で、解熱剤で正常体温まで下げて安心されては返ってウイルス感染を長引かせてしまいます。 ウイルスが増殖しにくく、免疫細胞が活発に働く、37~38度程度をキープするのが、コツです。これからどんどん寒くなってきます。
 インフルエンザだけでなく、ノロウイルスも出てくるでしょう。普通の風邪もどんどん増えると、ますます診療がややこしくなるかと思います。

 皆様におかれましては、やはり体力を落とさぬよう、また予防に徹することを今以上に提言します。ノーノー

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