投稿日:2009年7月10日|カテゴリ:院長ブログ
[HealthDayNewsより]

 新型インフルエンザは、胃腸障害や嘔吐など、季節性インフルエンザではみられない症状をもたらすが、両者の違いに関する興味深い手掛かりが明らかにされ、米科学誌「Science」オンライン版に7月2日掲載された。



米国およびオランダの研究チームは、フェレット(※イタチ科に属する肉食性哺乳動物)を用いた実験で、新型インフルエンザウイルスが気道内で広く増殖して肺に侵入するのに対し、季節性インフルエンザウイルスは鼻腔内に留まることを突き止めた。さらに、新型ウイルスはフェレットの消化管にも侵入することが判明。このような区別を明確にすることにより、今回のパンデミック(世界的流行)に対する適切な対応を確立する上でも違いが出てくる可能性があると、米国疾病管理予防センター(CDC)のTerrence M. Tumpey氏らは述べている。

一方、新型H1N1ウイルスの感染力について検討した結果は、米国とオランダの研究チームとで一致していない。オランダの研究では、新型H1N1型ウイルスと季節性ウイルスの動物に対する感染力は同等であるとの結果であったが、Tumpey氏らの研究では、新型ウイルスは季節性ウイルスほど容易に伝播(でんぱ)しないとの結果が示された。「フェレットでは、新型H1N1ウイルスは呼吸器飛沫感染の効率性が低いことが示された」とTumpey氏は述べている。研究にフェレットが用いられるのは、インフルエンザウイルスがフェレットにはヒトと同様に感染するためという。

インフルエンザウイルスは予測できないものであり、現在みられるウイルスの特徴が今後の数カ月で変化する可能性もあるとTumpey氏は付け加えている。「新型ウイルスはまだヒトという新しい宿主に完全に適合していないようだが、今後、人から人へ伝播していく間にどのように適合していくかはわからない。しかし、不確かであるからこそ注意深く監視することが不可欠である」と同氏はいう。

新型ウイルスが北米、オーストラリア、南米、ヨーロッパをはじめ他の地域にも急速に拡大したことを受け、世界保健機関(WHO)は6月11日、1968年以来のインフルエンザパンデミックの発生を宣言した。米国保健当局は先ごろ、未曾有の6億回分という数のワクチンを用意して(通常の季節性インフルエンザワクチンは年間1億1500万回分)、新型インフルエンザの予防接種を実施するという計画を発表している。








この新型の特徴を考えると、吸入薬のリレンザより、タミフルの方が効率が良いように思いますが、すでにタミフル耐性を獲得した新型インフルエンザウイルスも確認されていますので、ワクチンが如何に必要であるかが判るかと思います。 

話は変わりますが、フェレットは一時、ペットとしてすごく流行りましたね!
非常にかわいらしく、よく懐くので、当方も飼いたいな~と思ってはおりましたが、臭いが少々キツイので断念したことを思い出しました。たらーっ

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