投稿日:2008年12月22日|カテゴリ:院長ブログ
インフルエンザ治療薬のタミフルが効かないインフルエンザウイルスが、昨シーズン、欧米やアフリカなどで高い確率で見つかっていたことが国立感染症研究所の調査で分かった。率は低いが日本国内でも鳥取など10県で確認された。一方、米疾病対策センター(CDC)は、今冬に米国内で流行が始まったインフルエンザが耐性ウイルスであるとして注意喚起。タミフルを大量に使う日本でも今冬、同様の流行が起きる可能性が懸念され、警戒が必要になりそうだ。

 タミフルは通常のインフルエンザ治療の柱であるとともに、新型インフルエンザにも有効である可能性が高いとして日本政府が2800万人分の備蓄を進めている。しかし、タミフルに耐性を持つウイルスが増えると、通常のインフルエンザが猛威をふるう可能性があるほか、政府の新型インフルエンザ対策も見直しを迫られることになる。

 感染研によると、昨シーズン、タミフルに耐性を持っていたのはいずれも「Aソ連型」のウイルス。昨年11月ごろから、北欧で見つかり、世界の幅広い地域に広がった。南アフリカでは調べた225株のすべてで耐性を確認。オーストラリアで59株中47株(80%)のウイルスがタミフルに耐性を持っていた。

 日本でも全国76カ所の地方衛生研究所の協力で1734株を調べたところ、10県で計45株(2・6%)の耐性ウイルスが見つかった。鳥取県は突出して多く、調べた68株で22株(32・4%)の耐性が確認。兵庫、神奈川、岐阜、長野、栃木、愛知、山形、島根、岡山の各県でも確認された。

耐性ウイルスは過去の確認例があるが、いずれもタミフルの大量使用で、ウイルスがタミフルに対して耐性を得たために発生したと考えられていた。しかし、今回のケースでは、治療薬としてタミフルを使っていないとされる発展途上国からも耐性ウイルスが出現しており、タミフル大量使用が原因ではなく、ウイルス自身が突然変異を起こしたとみられている。

 感染研インフルエンザウイルス室の小田切孝人室長は「治療薬はタミフル以外にもリレンザがあり、すぐに心配するような状況ではない」としているが、監視を強化する考えだ。

 一方、CDCは今冬、ウイルス50試料のうち、49(98%)で耐性を確認。米国内のインフルエンザの主流が19日、耐性ウイルスであるとして医師らに注意を促した。CDCは、このウイルス型の広がり具合は不透明としているが、他国に「飛び火」する可能性も否定できない。厚労省は「日本ですぐにどうこうなる状況ではないが、今冬の耐性ウイルスの発生状況をモニタリングしていく必要がある」としている。

 ■タミフルとリレンザ

 タミフルはA型、B型インフルエンザウイルスの増殖を抑える治療薬。日本では平成13年2月に販売開始。発症から48時間以内に服用すれば、高熱が下がり、回復が早まる効果がある。発生が懸念される新型インフルエンザ対策の一環として、国家備蓄が進んでいる。リレンザは、飲み薬のタミフルと違って、専用の器具を使って吸入する薬剤。ウイルスの主要な増殖部分の気道に到達し、ウイルスを阻止し、タミフルと同様にA、B型に効果がある。タミフル耐性のウイルスが出てきたときの2番手として、期待されている。





昨シーズンも話題になりかけましたが、タミフル耐性のインフルエンザウイルスが実際、検出されてきております! 当然、タミフルを使用すればするほど耐性が増えることが予想されます!

 しかし、お子さんにリレンザを説明しても、中々難しいようで、それならタミフルでという選択するご両親も多いです! ですが出来るだけ、今シーズンはリレンザをお勧めしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。ノーノー

4 Responses to “タミフルが効かない? 今冬、要注意”

  1. pikachu! より:

    いつも、拝見・参考にさせて頂いてます。
    院長先生に質問があるのですが、
    インフルエンザ予防接種の2回目は行った方が宜しいのでしょうか?
    因みに先週末1回目を行いました。

  2. yoshioka より:

    pikachu!さん>

     >いつも、拝見・参考にさせて、、、

     ありがとうございます。恐縮です。

     今シーズンも、すでにインフルエンザの患者さまが続出しております。 これだけ話題になりながら、ワクチン未接種、あるいは1回だけの接種のかたがほとんどです。
     1回の接種で、大体60%の戦う力を身につけたとお考えください。ですから、ウイルスがたくさんの中に身を投じれば、多少症状が出てしまう、人にも移してしまうのが1回接種の限界です。 2~3週間後のところで、2回目を接種すれば、80%以上の戦う力に跳ね上がるとお考えいただくと分かりやすいかと思います。そこまで免疫を高めておけば、ほとんど症状も出ない、人にも移さないという方がほとんどになります。
     pikachu!さんの場合、さらに1週間後くらいにに2回目を接種されるのがベストです。

     大人は一回で充分!などというのは根拠もありません。1回打ったのに、、、という方が周りでも聞いたことはあるかと思います。あるいはインフルエンザワクチンは無駄なんだという人まで出てきたりします。 しかし、ワクチンが撲滅宣言まで効果を上げた疾患もあるとうり、効果は確実にございます。 しかも、異物を体に取り込むことは免疫システムそのものを刺激します。あまりにも清潔な環境になれてしまった人間に、ワクチンくらいは投入しておかないと、、、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザなど、免疫システムを強化しておかなければ不安な要素はたくさんあります。

  3. せおいなげ より:

    タミフルに耐性を持つインフルエンザの出現は時間の問題でしたね。

    国策でタミフルを備蓄し治療に率先して使用するので、ある意味インフルエンザ君の修行に適した国と言えますね。

    なんだかなぁ・・・

    アレルギーコントロールよしおか大作戦のおかげで、年末年始元気に過ごせそうです。

    今度、息子をみてね。

    いろいろ心配事がありますので。

    よろしく~

  4. yoshioka より:

    せおいなげさん>

     そう、息子さんの咳、鼻声を聞くと、アレルギー魂が騒ぎはじめます!(~_~;)

    いずれ、見せていただくことになるでしょうね~

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